ビットコインの基本(9) ― Bitcoin誕生にまつわる秘密とは?

やあ、ハカセじゃ。

さまざまな特徴と魅力をもつビットコイン(Bitcoin / BTC)じゃが、そもそもビットコインはどんなふうに生まれてきたんじゃろうか―?

今回はそのあたりの疑問に答えていくことにしよう。

ナカモト・サトシはビットコイン生みの親

ビットコインは、2008年にナカモト・サトシ(中本哲史?)なる人物が自身のブログでその構想についての論文を発表したことが誕生の発端となっておる。

暗号技術を活用しておカネを取引すること、中央集権ではなくて情報を分散させることでセキュリティを保つ分散型の金融取引という発想と思想に基づき、ビットコインの開発が構想されたと考えられとるんじゃ。

その情報をナカモト・サトシ氏本人が独り占めするのではなく、ソースコード(コンピュータープログラムの文章のこと)がオープンにされたことも大きな特徴じゃ。実際にビットコインを開発したのはナカモト・サトシ氏ひとりではなく、ナカモト・サトシ氏が作成したソースコードを使って複数の人々が開発したなどとも考えられておる。

ソースコードをオープンにすると、プログラムが改竄された際に発見が比較的容易であるため、安全性が高まるというメリットもあるぞ。

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ナカモト・サトシは謎だらけ

多くの人がビットコインを使うことでナカモト・サトシ氏本人が莫大な手数料収入を手にするといったような仕組みではなく、仮に彼がビットコインを保有していたならば、その人気が高まることによってピットコインが値上がりし、利益が得られる可能性がある、という程度じゃ。

それでは、どうしてナカモト・サトシ氏はビットコインを構想したのじゃろうか―?

実はナカモト・サトシ氏についてはさまざまな情報や憶測があるものの、決定的な正体は明らかになっておらん。見た感じは日本人の名前じゃが、本当に日本人(あるいは日系人)なのかどうかも定かではないし、男性だという確証もないし、そもそも何のために作ったのかについてさえ論文には書かれておらんのじゃ。

世界に通用する技術なんじゃから堂々と名乗って名声を手にすればいいし、おカネ儲けもできるはず…。
しかし、どうしてそうしないのか―? みんなが不思議に思っとるが……思い起こせばインターネットというものも実はこれに似ておるな。

およそ20数年前、インターネットが登場した当時は、多くの人が「何それ?」「どうなってるの?」「危ないんじゃないの?」と感じたはずじゃが、今ではもう誰もが当たり前のようにインターネットを使い、ネットなくしては仕事も生活もできないほどになっておる。

人々の暮らしも仕事も大きく変えた革新的技術じゃが、実はインターネットも開発者が誰なのか分かっておらん。ビットコインもそういうのに近いんじゃないかとワシは思っておる。

まとめ

ビットコイン……いったい誰が、何のために作ったのかは未だ謎じゃ。

しかし、ビットコインで使われているテクノロジーは確固たるものであり、生み出されたビットコインには信用性が根付いておる。改竄しようにも改竄できないわけじゃからな。
時価総額が30兆円に届きそうなほど大規模になっても、ただの一度もプログラム上の問題が起きていないんじゃ。

ナカモト・サトシという人物は謎に満ち溢れておるが、少なくとも彼がビットコインの生みの親であるということには誰も異論を挟まないじゃろう。というのも、彼の生んだソースコードが本当に優秀であり、不特定多数の人々が安心できる通貨としてビットコインを認めていることは紛れもない事実であるからじゃ。