ビットコインの基本(15) ― マイニングとセキュリティとは②

やあ、ハカセじゃ。

前回は2014年に起きたマウントゴックス社の事件について述べたが、それに関連して今回はビットコイン(Bitcoin / BTC)のマイニングとセキュリティについて説明していくことにしよう。

. . . . . . . . . . . . . スポンサーリンク . . . . . . . . . . . .

マイニングとは?

マウントゴックス社の事件において、ビットコインそのもののセキュリティは維持されており、ブロックチェーンに問題や欠陥があったわけではない。また、ビットコインの設計や機能“ならでは”でこのような不正がおこなわれたというわけでもない。

ビットコインでは、ブロックチェーンという基幹技術が使用されていることは前に説明したの。
ブロックチェーンにあっては、AさんがBさんから1BTC購入した、BさんがCさんに10 BTC売却したなどの取引の履歴を約10分ごとに確定して記録していく。

10分ごとの情報をブロックにして繋いでいくためには、膨大な計算処理を要する問題を解く「マイニング」(採掘)という作業が必要で、マイニングで正解を導き出すと、10分間の記録を確定させることができる。

つまり、マイニングというのはブロックチェーンのメンテナンスを常におこなっているということと同義なのであって、ビットコインのセキュリティにおける要諦であり、ビットコインの信用性を保つうえでも極めて重要なものじゃ(マイニングに成功すると、その報酬としてビットコインが与えられる)。

ブロックチェーンのデータ改竄はできるのか?

もし誰かが保有しているビットコインを盗み出したり、自身が保有しているビットコインの量を水増ししたりといった不正を働こうとしたならば、データを改竄したうえで、かつマイニングにも成功してデータを確定させなければならん。

しかし、いまどきマイニングをするには、現実問題として(計算競争に勝って報酬を得るため)膨大な処理能力を有する巨大なシステムを構築して計算しつづける必要があり、複数の組織が巨額の電気代を負担しながら鎬(しのぎ)を削っておる。

その競争に勝ち抜くのは並大抵のことではないし、そもそもブロックチェーンというものはデータを改竄して確定させるよりもマイニングに成功して(競争に勝って)報酬を受け続けるほうがメリットを得られるような根本的設計となっておるんじゃ。

したがって、ブロックチェーンのデータを改竄することは現実的にできないといっても過言ではないじゃろう。

実際に、2009年に誕生してから、ただの一度もデータの改竄はされておらんし、システムダウン等の深刻なトラブルも発生しておらん。前にも説明したように、日本の複数のメガバンクがブロックチェーンの応用を検討していることからも、その信用性の高さが伺えるというものじゃな。