ビットコインの基本(16) ― マイニングと半減期とは?

やあ、ハカセじゃ。

今回はビットコイン(Bitcoin / BTC)のマイニングに関して少し掘り下げていくことにしよう。

マイニングは誰が担っているのか?

マイニング(採掘)には一体どのぐらいの組織が取り組んでいるのか?
どのぐらいの確率で成功しているのか?
…などなど、詳細については実はあんまり知られておらん。

地理的・物理的なところでは、中国周辺の地域だとかインドネシア、アイスランドなどに工場(サーバーやパソコンが複数台連結接続されて自動的に計算プログラムが実行される場所。マイニングプールと呼ばれている)を設け、そこでマイニングされておるぞ。

じつはマイニングするには莫大な経費、主に電気代がかかるんじゃ。早い者勝ちの計算競争に勝たなくてもよいならば安価で済むんじゃろうが、それでは全く報酬が手に入らずに赤字を垂れ流すだけじゃから本末転倒、やはり多くの必要経費を投入しなければならん。

競合に勝つために性能の優れたコンピュータ(これがまた電気喰いなんじゃよ)をたくさん入手し、そのコンピューターの機器たちを稼働させるための土地や建物の確保(体育館みたいな大きな倉庫が多いぞ)、その購入費あるいは賃借費、機器を稼働させるための電気代、発熱した機器を冷却するため冷房の電気代……などなど、本当に膨大なおカネが必要になってくるんじゃ。

そうなると、電気代が安いところでやったほうが有利に決まっておる。マイニングが盛んなのは電気代が安い地域や寒冷地で、以前は中国の農村部が多かったんじゃが、最近ではモンゴルなど中国周辺の地域へ移行してきておるぞ。

また、アイスランドはもともと気温が低いから冷房設備がなくても機器を冷却させるための快適な環境が保てる。政府や企業などの機密情報を暴露・公開しているウィキリークスのメインサーバーがアイスランドにあったりするのも実はそのためと言われておるんじゃ。

. . . . . . . . . . . . . スポンサーリンク . . . . . . . . . . . .

半減期とは?

マイニングの報酬はビットコインのプログラムで自動的に支払われておる。誕生してから当初の数年は1回あたり50BTCじゃったが、2012年に25BTCに半減、2016年7月には12.5BTCに半減――引き続き現在(2018年)もこの報酬じゃ。

ビットコインの1ブロック(ブロックチェーンにおける最小単位のようなもの)は約10分で生成されるわけじゃが、21万ブロックが生成された時点でマイニングの成功報酬が半分になるよう設計されておる。この21万ブロックごとに報酬が半分になるタイミングのことを「半減期」というんじゃ。

半減期は過去だいたい4年ごとに訪れておるが(難易度の変化や機器の性能向上等により、最近は以前よりも少し間隔が短くなってきておる)、これは結果的にそうなっているだけであって、きっちり4年経ったら報酬が半分になるというわけではない。この点を誤解せんようにの。

ちなみに、このままのペースでビットコインが順調にブロック数を伸ばしてマイニングされていった場合、最後のマイニングは2140年頃になるのではないかといわれておるぞ。このときビットコインの新規発行は完全に終わって上限の2,100万BTCにいよいよ達するということになるが、このときビットコインの価値や取り巻く環境が一体どのようになっているのかについては誰の想像にも及ばないというわけじゃな。

半減期とビットコイン価格の関係

現在ビットコインは新規の発行量が減った「逓減期」(逓減とはだんだん減ること。半減期のことではない)に突入しており、発行量が逓減していくのに対して需要が増加していくならばビットコイン価格は上がるという説もあるぞ。

というのも、たとえば2016年の3月には1BTCは約4万円で、25 BTCが報酬として支払われると約100万円の価値じゃった。

これに対して、2回目の半減期を迎えた2016年5月には1BTCが8万円程度にまで上昇した。1BTCが8万円になれば12.5BTCでも100万円近くになる。

半減期を迎えると報酬の単位が下がることがあらかじめ想定されたうえで価格が上昇したのではないかと考えられておるんじゃ。

長くなるので今回は割愛するが、次回の半減期(2020年といわれておる)を意識しながら投資すると、いいことがあるかもしれんぞ。