ビットコインの基本(21) ー BTCの海外送金とは?

やあ、ハカセじゃ。

今回はビットコイン(Bitcoin / BTC)の送金、とりわけ海外への送金について説明していくことにしようかの。

ビットコイン海外送金の特徴は僅少な手数料と送受金スピード

海外送金の手順はいたって簡単じゃ。

たとえば日本にいるAさんが、オーストラリアにいるBさんへ送金すると仮定しよう。

まずAさんは日本国内の仮想通貨取引所の口座へ自分のおカネを振り込んで、そのおカネでビットコインを購入する。
そして、そのビットコインをBさんへ送る手続を踏む。送り先はオーストラリアの仮想通貨取引所にあるBさんのビットコイン口座じゃ。実際の手続は、Aさんのビットコイン口座がある取引所にインターネット上から簡単な操作指示を出すにすぎん。

Aさんが送金のアクションを起こすと、オーストラリアのBさんの口座へ瞬時にビットコインが届く。まるで世界の果てから果てへ電子メールが届くかのごとき、まさに驚異的スピードじゃ。

もしBさんがオーストラリア・ドルを必要とするならば、自分の口座へ届いたビットコインを売却して、そのことで得られたオーストラリア・ドルを自分の銀行口座から出金する。これで手続は全て終わりじゃ。もうBさんは、Aさんが送金したお金を現地で使うことができるぞ。

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法定通貨の海外送金の場合

しかし、これがもしビットコインではなくて、法定通貨を送金するとしたらどうじゃろう…?

はじめにAさんは、自分の口座がある銀行におカネを入金。そのおカネでオーストラリア・ドルを購入する。

ここでまず、1〜2%程度の「為替手数料」が掛かってくる。たとえば10万円の場合だと、1%だったら1,000円、2%だったら2,000円といった具合じゃ。

そして、それをオーストラリアのBさんの銀行口座へ送金。銀行にもよるが、ここでさらに 2,500〜4,000円程度の「送金手数料」が掛かる。先の為替手数料と合わせて、5,000円前後の手数料が掛かってくるんじゃ。
10万円送るつもりが、9万5000円くらいになってしまうわけじゃのう。

それがビットコインを使った送金だったら、0.1%程度の手数料しか掛からん。10万円相当のビットコインを送る場合、わずか100円程度じゃ。ビットコインを購入するために銀行から取引所へおカネを振り込む手数料が400円かかるとしても、都合500円程度で送金することができる。

銀行がサーバーのセキュリティに膨大な費用をかけているのに対し、ビットコインではセキュリティ分の費用がかからないから(ブロックチェーンはマイニングによってメンテナンスされ、プログラム上で報酬が支払われておる)、このような手数料の違いが生じわけじゃ。

海外での仕送りに活用されるビットコイン送金

日本でも留学している我が子へビットコインを送金する保護者などがおるが、フィリピンなんかではビットコインを使った海外送金は珍しいことではなくなってきているそうじゃ。

国民性の問題なのかもしれないが、フィリピンの人たちは、おカネを一遍にまとめて送ると送った分だけ使ってしまう傾向があるようで、海外へ出稼ぎに行った母親が家族に生活費を送る際などは、1ヶ月分をまとめて送ったりせず、数回に分けて送るのが望ましいといわれておる。1回の送金で3,000円かかるとすれば、4回に分けて送送金すると12,000円になってしまうが、ビットコインで送金したら400円程度で済むわけじゃ。(しかし、その後送金が詰まって手数料が高騰した時期もあり、2018年1月など4〜5,000円程度かかったこともあった。ただし、低額な手数料であっても時間は要するものの送金すること自体は可能になっておる)。

いずれにせよ、ここまで読んでくれた諸君には、ビットコイン送金の圧倒的な実用性や利便性の高さ(コスト面・スピード面など)について、その意義が何となくお分かりいただけたのではないじゃろうか。