ビットコインの基本(27) ― BTC価格と為替の関係性とは?

やあ、ハカセじゃ。

今回はビットコイン(Bitcoin / BTC)の価格がどのように決まってくるのか、とりわけ外国為替あるいは法定通貨(フィアット通貨)相場との関係について説明していくことにしよう。

ビットコインは世界各国の通貨で取引されている

今さらいうまでもなく、仮想通貨の中心であり王様的存在ともいえるビットコイン(BTC)は、いまや世界中の国々で取引されておる。従来ビットコインを禁止、あるいは制限していた国々でさえも、だんだん認めるようになってきている傾向もある。

そのビットコインは、アメリカではドル / ビットコイン(USD / BTC)、ユーロ圏ではユーロ / ビットコイン(EUR / BTC)、日本では円 / ビットコイン(JPY / BTC)などなど……各国ごとに自国の「法定通貨(フィアット通貨)」とのペアで売買されておるが、各々の価格は一体どのようにして決まっておるんじゃろうか?

その前に、たとえば「金(ゴールドのこと)」であれば米国ドル(以下、単にドル)建てで値付けされており、日本ではそれを円換算して日本円で売買し、ユーロ圏ではユーロに換算してユーロで売買されておる。つまり、「金価格×為替レート」で円建ての金価格が決まってくるわけじゃ。
(なお、ドル建てで値付けされておるのは、ドルが世界の「基軸通貨」であるからじゃ。基軸通貨については、またこんど折をみて詳しく説明しよう)

株式も同様であって、アメリカのナスダックに上場されている株に日本から投資をしようという場合、計算しやすいよう「株価が1,000ドル、為替レートが1ドル= 100円」と仮定すると、「1,000ドル×100円」じゃから日本円では10万円が必要になる(為替手数料は考慮しておらんぞ)。この場合、株価はあくまでひとつであって、日本円での投資に必要な額は株価を円に換算するだけのことじゃ。

ビットコイン価格の決まり方

ところが、ビットコインはこれら(金や株式)とは異なる。

まず最初に知識として押さえておきたいのは、ビットコインはドルで価格が決まっているわけではない、ということじゃ。価格推移を見たりするために、便宜上ドルの価格が用いられることは多いものの、もともとドルで価格が決められているわけではない。

これは、USD / BTC、EUR /BTC、JPY / BTC などなど各々で価格が異なり、いずれも USD / BTC を購入したい人々と売却したい人々とのバランス(需給バランス)、EUR / BTC の需給バランスが基本となって価格が決まってくるというわけじゃよ。

金などに投資したことがある人はちょっと混乱するかもしれんがの、JPY / BTC の価格は「USD / BTC 価格×為替レート」で決まるわけではなく、各国の需要と供給で決まる、という基本をここでしっかり押さえておこう。

為替相場とビットコイン価格の密接な関係

このように、ビットコインの価格は「USD / BTC価格×為替レート」で決まってくるわけではないんじゃが、ビットコイン価格と為替相場のあいだに関係性がないとはいえん。むしろ、実際のところでは為替の影響も多分に受けておる。

というのも、為替の動きと変動幅は異なるものの、だいたいトレンドが似通っておるんじゃよ。ざっくりいえば、円高になったら JPY / BTC の価格は下がり、円安になれば JPY / BTC の価格は上がる。

円高になったら JPY / BTC の価格が下がるから投資行動を起こす基本的好機といえるし、逆に円安に振れたら JPY / BTC の価格が上がりやすいから、そこで売却すればリターンを得やすいともいえるの。

いずれにしても、基本的な投資のテクニックとして「円高なら JPY / BTC は下がる」という関係性は憶えておきたいところじゃし、実際そのように考えて投資を実行する人々も世の中には相応数いる(「だから自身は○○しよう」という追加の判断材料になる)ということも常に頭の片隅には置いておこう。