ビットコイン投資(6) ― BTCのアービトラージ(裁定取引)とは②

やあ、ハカセじゃ。

今回は、ビットコイン(Bitcoin / BTC)のアービトラージ(裁定取引)に関する説明の続きじゃ。

アービトラージの基本は、安価な取引所で購入して高価な取引所へ送金

たとえば食品などであれば「あのスーパーマーケットはいつも値段が安い」といったこともあるかもしれんが、ビットコイン(仮想通貨)の価格に関しては「この取引所は常に安価だ」といったことはない。

数多の取引の自然現象的な結果として幾ばくかの差が生じるだけであって、いうなれば今日のこの時間はたまたま取引所Aが安く、あの時間はたまたま取引所Bが安かった、という感じかのぅ(ただ、万機ではないものの、価格の高低傾向というものは取引所によってあるような気はしておる。国によっても傾向が違う)。

よって、「某取引所がいつも安いから、いつも同じ某取引所で購入する」といったことはできないわけなんじゃが、取引所間の価格差に注目して利鞘を抜く(利益を得る)ことは可能じゃ。

具体的には、より安価な取引所でビットコインを購入し、より高価に売却できる取引所を探し、その取引所へビットコインを送金。そして、その取引所でビットコインを実際に売却する(法定通貨に替える)、ということじゃ。この一連が「アービトラージ」(裁定取引)と呼ばれておる。

そもそも、そういうことが可能になる根本的な理由は、ビットコインの送金手数料が非常に安いからじゃ。高額の手数料ならば、当然その手数料コストを上回るだけの大きな価格差がないと利益は出ない。これはブロックチェーンの画期的な革新技術によって送金手数料が安く抑えられるビットコインであるからこそ、こういった取引も可能になる(ということは、ビットコインでない他の仮想通貨でもアービトラージは可能ということじゃ。少々マニアックじゃが、やっている人も実際おるぞ)。

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各取引所間でどの程度の差があるか?

基本的に、取引所による価格差は1BTCあたり数万円というほどの大きなものではなく数千円単位であることが大半じゃが(しかし暴落時などは一時的に数万円もの価格差が発生するときもあるぞ。これに気が付けると強い)、ほぼゼロに近い手数料で送金できれば、それでも十分なリターンが得られるというわけじゃな。

たとえば、ビットコインが高値時期だった2017年12月の某日では、買値が最も安かった取引所で173万ジャスト程度。これをそのとき売値が高かった別の取引所の約173万5,000円で売却したならば、およそ5,000円の利益が得られるというわけじゃ(ただし、話を分かりやすくするために送金手数料は考慮しておらんぞ)。

単純にこれを1日のうちに2回・3回・4回…と繰り返したら、当然利益も積み上がっていく。とはいえ、送金している間に価格が変動してしまうことも往々にしてあるから、初心者がいきなり高額で短時間に何度も売買するのはオススメできんが、最初のうちは小遣い稼ぎ的な感覚でアービトラージをやってみるというのはアリじゃろうて。

ちなみに、仮想通貨取引所に口座を開設する場合、法定通貨(フィアット通貨)の銀行と同じく一般的に口座開設手数料や口座維持手数料を取られることはないため、コストのことは気にしないで複数の口座を所有しておくことができる。アービトラージ目的だけではなくセキュリティ的な観点などからも、複数の取引所を開設しておくことを個人的には強くオススメするぞ。