ビットコイン投資(15) ― BTCを保管・管理するウォレットとは?②

やあ、ハカセじゃ。

今回も、前回に続きビットコイン(Bitcoin / BTC)などの仮想通貨を保管・管理する「ウォレット」の基本について、できるだけやさしく説明していくぞ。

大きく分けると、ウォレットには「ホットウォレット」「コールドウォレット」の2種類があるということは前回述べたが、まずは両者の特徴について説明していこう。

. . . . . . . . . . . . . スポンサーリンク . . . . . . . . . . . .

ホットウォレットとコールドウォレット、両者の特徴は?

コールドウォレットの特徴

コールドウォレットは、ハッキングなどインターネット上の脅威から仮想通貨を守れるというメリットがある反面、ペーパーウォレットを紛失してしまったら一巻の終わりという致命的弱点がある。リアルの財布もうっかり落としたら(なかには警察に届けてくれる親切な人もおるが)ほぼ絶望的なのと似ておるかもしれん。

ハードウェアウォレットも、端末が故障してしまったら全く同一の機種を再入手して再セッティングしないと、それまでは中のデータを取り出せなくなってしまうため、直ちにビットコインを出し入れできなくなるという懸念が抱き合わせじゃ。また、セキュリティ的には各種ウォレットにおいて最強ともいえるが、端末が高価ということは弱点といえるかもしれんの。

ホットウォレットの特徴

これに対して、ホットウォレットはインターネット上の脅威に曝されるため盗難などのリスクがある一方で、逆にいえばネット上にデータがあるわけじゃから個人の過失によって中身を紛失するということ(セルフゴックス)は避けられる。

銀行のキャッシュカードやクレジットカードをうっかり落としても、直ちに無効申請の連絡をすれば悪用を防止できることに似ておるかもしれん。

秘密鍵と復元フレーズ

いずれの場合も、秘密鍵(シークレットキーやプライベートキーなどともいう)が分からなくなってしまったら中身を取り出すことは絶望的ということは共通項じゃ。

秘密鍵が分からなくなってしまった場合に備えて、秘密鍵を取り戻すことのできる復元フレーズ(復元パスフレーズや復元コードなどともいう)というものも用意されておることがほとんどじゃが、これをも分からなくなってしまったらやはり絶望的じゃ。

秘密鍵や復元フレーズの詳細については手短には説明できないのと、ウォレット全体の概説から逸れて枝葉末節的な説明になってしまうため、また機会をあらためて詳しく述べることにしよう。

今どきの取引所はコールドウォレットで管理

それでは、ホットウォレットとコールドウォレットはどのように使い分けるのがいいのだろうか―?

たとえば、取引所の口座に保管されているビットコインを外出先で支払などに使う場合には、スマホから取引所のウォレットにアクセスすればそれでOKじゃ。スマホに専用のアプリをダウンロードしておけば決済に使うことができる。

ビットコインは取引所のウォレットに入れておくことができるから、他のウォレットを保持しなくとも最低限は事足りる。「とにかく管理が面倒なのでミニマムにしておきたい」という人向けでもあるかの。

一方、「ネット経由しないで、直接その場で支払いたい」というような場合には、コールドウォレットにビットコインを格納して持ち歩くことになる。たとえば5BTC購入したとして、そのうち1BTC分だけコールドウォレットに入れて、4BTCは取引所に残しておくということもできる。

仮想通貨のベストなウォレット保管方法は?

コールドウォレットには紛失などのリスク、ホットウォレットには外部からの攻撃に曝されるリスク、それぞれ一長一短あるから両者のリスクを正しく認識して使い分けることが肝要じゃ。

2018年1月に発生したコインチェック社(coincheck)から仮想通貨ネム(NEM)が大量に盗まれた事件などの反省もあってか、日本の取引所のほとんどは投資家から預かった資産のほとんどをコールドウォレットに入れて管理しておるはずじゃから、そのような方式・措置をとっているかどうかをあらためて確認したうえで、確認できた取引所のウォレットに置いておくのは比較的安全とはいえそうじゃな。

ただ、そんな取引所であっても常に破綻・倒産リスクはある。信頼できそうな取引所に預けておくにしろ、ここでも分散投資という基本は忘れずにの(複数の取引所に分けて置いておく、の意)。

そして、セキュリティ的に最強なのはやはりコールドウォレットじゃろう。信頼できるメーカーおよび販売元から(というのも、盗難目的のコンピューターウィルスがウォレット内に混入されている場合もあるからじゃ。極力、直販または正規代理店から購入するのがよい)ハードウェアウォレットを早めに入手し、頻繁にトレードしたりするのでなければ、普段使い以外の資産はこれで保管しておくことを個人的には強く推奨しておきたい。