仮想通貨の基礎知識(2) – 暗号資産の取引所と安全性とは?

やあ、ハカセじゃ。

今回は仮想通貨の取引所のことについて簡単に説明していこうかの。

ウォレットとは?

マウントゴックス社の事件は、ビットコイン(Bitcoin / BTC)の基盤であるブロックチェーンが原因ではなく仮想通貨取引所の問題じゃったことは前に説明したの。

取引に必要なシステムは取引所によって異なり、セキュリティの強度にも違いがあるぞ。この点は仮想通貨取引所として金融庁に正式に登録されるための大きな要件の1つとなっているとも言われておる。

たとえば、取引所には「コールドウォレット」を整備しておくことが求められる。ウォレット(記録媒体)とは、ビットコインを入れておくためのお財布のようなもので、大きく分けると「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の2種類があるぞ。

ホットウォレットはインターネットに接続している状態のお財布であり(スマホアプリのウォレットなんかもそうじゃ)、コールドウォレットはインターネットに接続していない状態のお財布じゃ(ハードウェアウォレットと呼ばれているものなんかか代表例じゃな)。

コールドウォレットにビットコインを入れておけばインターネット上の脅威から隔離することができる。たとえば、万が一、サーバーがハッキングされるといった外部からの攻撃を受けても被害を避けることができるわけじゃ。

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取引所の安全性が強化

マウントゴックスの事件は内部の犯行じゃったが、あのようなことを防ぐには取引所の管理体制やコンプライアンスに対する姿勢も非常に重要であって、悪意をもった特定の人物が不正を働くことができないような体制が求められる(まぁ、これは一般企業でも同様じゃな)。

2017年春の改正資金決済法では、仮想通貨取引所は金融庁へ登録することを義務付けられた。取引所は監査法人あるいは公認会計士による監査も必要となり、第三者のチェックが入ることになったんじゃ。

また、仮想通貨取引所は「顧客資産の分別管理」が義務付けられておるぞ。
これはどういうことかというと、顧客資産を会社の資産とは別に分けて管理をするという意味で、法定通貨・仮想通貨ともに分別管理が必要となる。
すなわち、改正資金決済法は仮想通貨の利用者保護が最大の目的というわけじゃ。

また実際のビットコインの売買はブロックチェーン上に記録されておるが、個人がブロックチェーンの取引履歴を照合することは困難じゃ。
しかしながら、取引所では取引記録の詳細を管理しており、取引所のサイトへログインするなどして取引記録がわかるところがほとんどで、取引所に情報照会をすれば本人の取引履歴に回答してもらえるはずじゃぞ。

そのため、万が一、トラブルなどがあって取引履歴の確認が必要になった場合には、取引所を通じた売買であれば簡単に記録を確認できるというわけじゃて。この点においては、個人間など直接的な仮想通貨のやりとり(相対取引とかOTC[Over The Counter]取引などと呼ばれるぞ)よりも安心感が高いかもしれんの。

このあたりの事情や状況はもちろん国によって随分と異なるわけじゃが、少なくとも日本の仮想通貨取引所は比較的安全性が高いといっても間違いではないじゃろう。