イーサリアムの基本(2) ― イーサリアム(Ethereum)とは?②

やあ、ハカセじゃ。

今回は、イーサリアム(Ethereum / ETH)の生い立ちやマイニングなどについて説明していくことにしよう。

イーサリアムの誕生

イーサリアムは2013年後半、イーサリアム財団のヴィタリック・ブテリン氏(このとき何と弱冠19歳!)が考案し、翌2014年1月に開発され、正式に発表された。同氏はビットコインコミュニティのブログラマだった人物じゃ。

ビットコインと同様に開発チームは存在するものの、中央で管理する組織や団体は存在せず、ブロックチェーンによってネットワーク上で対等な関係にある端末間を直接相互接続し、データを送受信することで運用されておる。

これもビットコインと同じように、諸君がいつも使っているおカネ(法定通貨の紙幣や硬貨)のように物理的な実体はないが、いわゆる「おカネ」として日本円や米国ドルと同じように使用することが可能じゃ。

ビットコインが「BTC」と表記されるのに対して、イーサリアムの通貨記号(ティッカーシンボル)は「ETH」であり、仮想通貨取引所などでETHと表記されておるぞ。

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イーサリアムの発行枚数

イーサリアムが初めて発行されたのは2015年のことで、そのときには6,000万ETHが発行・販売され、それとは別に1,200万ETHが開発者などに発行・付与された。

その後は年間1,800万ETHを上限に新規発行されており、2018年での発行規模はおよそ1億枚になる。

ビットコインは発行上限が2,100万BTCと定められておるが、今のところイーサリアムには発行上限が定められておらん(「今のところ」というのは、開発者のヴィタリック氏などが「やはりイーサリアムにも発行上限を設けたほうがよい」などと発言したこともあり、将来的にはどうなるか分からないため)。

イーサリアムとマイニング

イーサリアムの新規発行は、ビットコインと同様、マイニング(採掘)によっておこなわれておる。

プルーフ・オブ・ワーク(Proof Of Work / POW)という計算競争を最初に終えた人がブロックチェーン上のブロックの検証と新規作成をおこない、その報酬として新規発行されたイーサリアムをもらえるという仕組みじゃ。

このことはマイニングと呼ばれ、現在では5ETHがマイニングの報酬として作業者(マイナーと呼ばれる)に支払われておる。ビットコインと同じシステムじゃな。

ちなみにアルゴリズム(ごく簡単にいうと早い者勝ち競争の計算方法)が異なり、ビットコインの場合はマイニング専用のマシン(コンピュータ)が必要とされるのに対して、イーサリアムのマイニングは一般的なコンピュータのCPU(中央演算処理装置。いわゆるチップのこと)でも現実的に参加可能な点が特徴といえるかもしれんの(個人レベルでマイニングをしている人もいる)。