イーサリアムの基本(5) ― スマートコントラクトとは?①

やあ、ハカセじゃ。

今回は、イーサリアム(Ethereum / ETH)最大の特徴ともいえるスマートコントラクトについて説明していくぞ。

イーサリアム最大の特徴はスマートコントラクト

少々乱暴な表現になるかもしれんが、いわばイーサリアムとは「多機能ビットコイン」じゃな。そのなかでも特筆すべき特徴がスマートコントラクトと呼ばれておる機能なんじゃよ。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で動くアプリケーションであり、文字どおり「賢く」「契約」をおこなえるテクノロジーのことじゃ。ビットコインの場合は誰がいくら売買したかなどの取引記録をブロックチェーン上に記録しておるわけじゃが、イーサリアムの場合はそれだけでなく取引でおこなわれる契約内容をブロックチェーン上に記録し、その契約内容を自動的に実行することができるんじゃ。

例えば、「いつ、誰某に送金する」といった契約内容をイーサリアムのブロックチェーン上に記録しておき、期日を迎えると、契約内容が自動的に実行されるという仕組みなんじゃな。

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スマートコントラクトを現実のサービスに例えてみると…

イーサリアムのスマートコントラクトを、例えば自動車のコイン洗車機を例にして説明してみようかの。

コイン洗車機は「ユーザーが必要な金額を投入する」、「洗いたい時間のボタンを押す」という2つの「条件」が満たされた場合にのみ、ホースの先からジェット水流が出てくる。当たり前の話じゃな。

スマートコントラクトにおいても、こういった取引を実行することができるんじゃ。

「おカネが支払われる」「サービスが選択される」といった諸条件を定義し、それらの条件が整ったらサービスを提供するようなプログラムをブロックチェーン上に設定・実装しておくことができるんじゃ。ここでは洗車機というサービスの購入を例としてみたが、さまざまな契約や取引において活用することが可能じゃぞ。

改竄が困難というブロックチェーンの特性を活かし、金融はもちろんのこと、保険、医療、不動産などなど、さまざまな契約や取引をスマートに変えていくことが期待されておるんじゃ。

スマートコントラクトの画期的な特徴

スマートコントラクトの何が凄いかといえば、やはり中央管理者を介さずに契約内容を自動的に執行できるという点じゃな。

スマートコントラクトにおいては、契約内容はブロックチェーン上に記録され、ブロックチェーンの根本的な特性上、不特定多数のコンピューターやサーバー上に分散して記録される(不特定多数の人々が閲覧可能)ので、これを改竄することは極めて困難といえるの。

旧来の契約という方法においては、不正を防止するために金融機関や証券会社、裁判所、登記所などの中央管理者が情報を厳守しておるわけじゃが、そもそもそういった必要自体がなくなるゆえ、その管理目的に要していた費用や時間が掛からないということになる。

それに、契約者の署名や押印なんかも不必要になるから余分な手間暇も掛からない。ブロックチェーンの特徴でもある不特定多数の人々の目に晒される分散型情報管理によってセキュリティも保たれるうえ、低コストかつ短時間のうちに契約の管理と実行がおこなえるというわけじゃ。