イーサリアムの基本(10) ― ETHの開発段階とロードマップとは①

やあ、ハカセじゃ。

今回は、イーサリアムEthereum / ETH)の開発ロードマップについて説明していくことにしよう。

イーサリアムと開発ロードマップ EIP

とりわけ2017年、非常に需要と価値が高まったとはいえ、まだイーサリアムは開発途上であって完成形にはなっていない、ということをまずは押さえておく必要があるかの。

イーサリアムは、オープンソースという世界中のエンジニアが参加できる仕組みによって開発が進められており、イーサリアムの改善は常に進められておる。

そしてイーサリアムは、EIPEthereum Improvement Proposal / イーサリアム改善案)というものに基づいてハードフォーク(ブロックチェーンの分岐)が実施されていく運びになっておって、このEIPにはイーサリアムの技術をアップデートしていく計画(開発ロードマップ)が記載されておるんじゃ。

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イーサリアム開発フェーズの4段階

EIPロードマップに記載のイーサリアム開発フェーズは、以下4つの段階に分かれておる。

  1. Frontier(フロンティア)
  2. Homestead(ホームステッド)
  3. Metropolis(メトロポリス)
    └ Byzantium(ビザンティウム)
    └ Constantinople(コンスタンティノープル)
  4. Serenity(セレニティ)

いちばん近い時期じゃと、2017年10月に3段階目の Metropolis(メトロポリス)へのアップデートが実施されておるな。

Frontier(フロンティア)

1段階目の ハードフォーク(ブロックチェーンの分岐)である Frontierフロンティア)は2015年7月に実施された。これは、いわゆるベータ版のような位置付けといえるんじゃないかの。

このときのアップデートは基本的な機能の実証実験であって、将来イーサリアム上で構築されていく分散型アプリケーションプラットフォームの実践練習を目的としたものじゃった。4段階に及ぶハードフォークの足掛かりとするためのアップデートであったともいえよう。

Homestead(ホームステッド)

2段階目の ハードフォーク(ブロックチェーンの分岐)である Homesteadホームステッド)は2016年3月に実施された。

これは Frontier(フロンティア) の安定化バージョンのような位置付けといえようかの。このアップデートによって、より安全に多くの人々が利用できるプラットフォームへ進化したともいえるし、以前に説明したような多彩なアプリケーションがイーサリアム上でドッと開発される契機にもなったというわけじゃ。

仕様的には、マイニングの難易度を調整するアルゴリズムの変更によって、取引が承認されるまでの所要時間がだいたい押しなべて5~20秒へと短縮された。

イーサリアムで発行されたトークンのやりとりも活発におこなわれるようになったのう。この段階の時期、イーサリアムベースの(イーサリアムブロックチェーンを利用する)IPOも増え、イーサリアムの価格が驚くほど大きく上昇したということも忘れずに押さえておこう。

次回は、3段階目のハードフォーク(ブロックチェーンの分岐)である Metropolis(メトロポリス)について説明していくぞ。