イーサリアムの基本(11) ― ETHの開発段階とロードマップとは②

やあ、ハカセじゃ。

前回に引き続き、今回もイーサリアムEthereum / ETH)の開発段階とロードマップについて説明していくぞ。

イーサリアムの開発4段階おさらい

前回イーサリアムは、EIP(Ethereum Improvement Proposal / イーサリアム改善案)に基づいてハードフォーク(ブロックチェーンの分岐)が実施されていく運びになっておることは前回に説明したの。

EIPに記載されておるイーサリアム開発段階のフェーズには、

  1. Frontier(フロンティア)
  2. Homestead(ホームステッド)
  3. Metropolis(メトロポリス)
    └ Byzantium(ビザンティウム)
    └ Constantinople(コンスタンティノープル)
  4. Serenity(セレニティ)

    上記のような4段階があることも先述したが、憶えておるかな?

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    Metropolis(メトロポリス)とSerenity(セレニティ)

    Metropolis(メトロポリス)

    3段階目のハードフォーク(ブロックチェーンの分岐)である Metropolis(メトロポリス)は、スマートコントラクトの実装簡便化、プライバシーの保護、セキュリティの強化等々が実施され、一般の人々も使いやすくなったといえる。

    さらに Metropolis(メトロポリス)は、以下の2つの段階に分かれておる。

    • ビザンティウム(Byzantium)
    • コンスタンティノープル(Constantinople)

    ビザンティウム(Byzantium)

    このうちビザンティウムByzantium)は2017年10月に実施されており、「Proof of WorkPoW)から Proof of StakePoS)への移行準備」、「匿名性の強化」、「難易度調整式の変更」などがなされた。

    プルーフ・オブ・ステーク(PoS)とは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)の代替システムにあたるもので、コインを持っている割合(Stake)で、ブロックの承認の割合を決めることを基本としておる。
    プルーフ・オブ・ステーク(PoS)は、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)の代替システムに当たるものであり、コインを持っている割合(Stake)で、ブロックの承認の割合を決めることを基本としています。これは、 PoW についての問題点である、

    1. セキュリティを維持するための、長期的な電気代などの取引手数料、
    2. マイニングの中央集権化と企業支配傾向の増加、
    3. マイナーとビットコインホルダー間の利害の相違、

    といった問題を解決します。(引用:bitFlyer より)

    イーサリアムでは完全に PoS へと移行してしまうわけではなく、PoW と PoS とが共存することになるようじゃ。

    また、匿名性の強化に関しては、強力な匿名系仮想通貨(暗号資産)の Zcash 開発チームとの共同開発による「ゼロ知識認証」という技術も導入する予定になっておるんじゃよ。

    コンスタンティノープル(Constantinople)

    2018年12月現在もコンスタンティノープルConstantinople)は未だ実施されておらず、時期は2019年以降(1月中旬頃?)と見られておる。その内容は、PoW から PoW+PoS への移行検証とされておったが、どうなるかの。

    Serenity(セレニティ)

    4段階目のハードフォークである Serenityセレニティ)は、もともと2018年中の実施が見込まれておったが、現在は時期未定となっておる。

    この Serenity(セレニティ)では承認アルゴリズムの変更など、さまざな仕様が大きく変わる見込みじゃ。PoWとプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への完全移行が実現されるとも言われておるぞ。

    イーサリアムの開発進捗と価値・価格向上の関係は?

    時価総額ではビットコインに次ぐ第2位の座を長らく守ってきたイーサリアムじゃが、まだまだ開発途上(つまり、まだまだ進化の途中)であるということが分かってもらえたんじゃないかの。

    2018年12月現在、価格的には非常にお寒い状況のイーサリアムじゃが、さらに開発が進捗することによって機能が高まり、それを利用した実用的サービスが展開されていくことに伴ってイーサリアムの価値も向上していくじゃろう。

    せめてもう少し、価格的にも復活することを個人的には願いたいものじゃな。