イーサリアムの基本(13) ― イーサリアム(ETH)の価格推移②

やあ、ハカセじゃ。

前回は、長らくビットコインに次いで仮想通貨(暗号資産)ナンバー2じゃったイーサリアムEthereum / ETH)が2017年までに大きく高騰した理由や値動き価格推移などについて説明したわけじゃが、今回の内容はその続きじゃ。

続・イーサリアムが2017年に高騰した理由

イーサリアムプラットフォームを利用したトークン発行に対する先行投資ともいえるICOの急激な増加という面をイーサリアム高騰の原因として前回は説明したわけじゃが(もちろん、このことは主因といっても間違いではなかろう)、以下は別の側面における原因を述べていくことにしよう。

日本国内において2017年4月に改正資金決済法(いわゆる仮想通貨法)が施行されたことによって仮想通貨(暗号資産)に投資する人々が急激に増加したということも、イーサリアムが高騰した大きな原因や背景じゃろうの。

仮想通貨取引所は、この法改正によって金融庁の監視下に置かれることとなり、事業者登録することが必須になったんじゃ。同時に、監査や顧客資産の分別管理なども義務化され、安心して投資家が投資できる環境が整備されてきた。このことによって投資家の裾野が拡がったともいえるの。

この改正資金決済法を境にして仮想通貨へ投資する人々もますます急増し、市場規模は4月以来の短期間で約3兆円から9兆円へと膨れ上がっておったが、いったん調整的な下落が入って5月27日にはビットコインを含むほぼ全ての仮想通貨が一斉に暴落した。

このときビットコインの価格は、ピークだったときの33万円台から一気に20万円台へ約40パーセントもの暴落となり、併せて他のアルトコインも20~40パーセントほど暴落した。ちなみに暴落後には大半の仮想通貨が半額ほどの水準まで回復し、再び上昇トレンドへと突入しておる。

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さまざまな要因で暴落が散発するも、それ以上の回復を見せるイーサリアム

そうした状況のなか、ご多分に漏れずイーサリアムも5月23日の2万5,000円台から一時1万3,000円台にまで暴落したんじゃが、このとき価格は比較的早い戻りを見せておった。暴落後も割りとすぐに価格が戻ったのはイーサリアムぐらいじゃったから、この当時イーサリアムはかなり安定した強さをもっておったということを証明したともいえるの。

翌6月、イーサリアムは21日~22日にかけて約10~15パーセントほど下落した。理由はネットワーク混雑というのが通説になっておる(俗にフラッシュクラッシュと呼ばれる超瞬間的大暴落も直前に起こっておった)。このころイーサリアムを利用したICOが活発になっておったが、そのことによってイーサリアムの注文が急増してネットワークに支障が生じ、一部の取引所が一時的に引き出しを制限するなどの影響が出たと言われておるな(もちろん、その後は正常な状態に戻っておるぞ)。

さらに7月は、ビットコインが分岐(ハードフォーク)して「ビットコインキャッシュ」が誕生するとかしないとか、本家のビットコインが無価値同然になるとかならないとか、業界および投資家に大きな不安と混乱が生じ、仮想通貨の相場全体が再び暴落した。

しかしながら、翌8月の5日に2万5000円だった価格は同月9日に3万5,000円を超えた。3万5,000円に達したのは同年の6月下旬以来であり、元の高値水準に戻ったともいえるじゃろう。

7月中旬の2万円以下に落ちていた状態から見れば、かなりの短期間で2倍になっておる。ほかのアルトコインも上昇しておったが、なかでもイーサリアムの回復スピードは早く一歩抜けておった印象ではあったの。