ビットコインの基本(11) ― Bitcoinの分岐とは①

やあ、ハカセじゃ。

ビットコイン(Bitcoin / BTC)が分岐するとか分裂したとかいう話をこれまでに諸君は見聞きしたことがないかの?

今回はその「分岐」について説明していくことにするぞ。

ビットコインのスケーラビリティ問題

2017年8月、ブロックチェーンの分岐によって「ビットコインキャッシュ」(BCH)なる新しい仮想通貨が生まれた。

ビットコインのインフラ基盤であるブロックチェーンでは、取引情報を記録したブロックが繋がってまさに鎖(チェーン)のようになっておる。ブロックというのは、約10分間のビットコインの取引記録を収納する箱のようなものじゃ。

一方、ビットコインが世界中で多くの人々に使われるようになり取引量が大きく増えたことによって処理時間が遅くなるといった問題も起きておったんじゃ。

ビットコインの取引速度はクレジットカードと比べると非常に遅く、当時の仕様のままで取引が増えつづけていけば、取引がなかなか承認されない状況に陥る懸念があった。

将来的にますますビットコインが普及していくであろうことに鑑みると、関係者(当事者といってもいいかもしれんな)としても仮想通貨として使い勝手が悪くなることを看過してそのまま放置するわけには当然いかんから、それをどのように解決しようかということに関してさんざん関係者のあいだでも熱い議論が長きに渡って何年間も闘わされつづけてきたんじゃ。解決策の方向性としては、大きく分けて2通りの案があった。

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Segwit[セグウィット]

ひとつは、もともとのビットコイン開発者(コア開発者と呼ばれるぞ)たちが提案した Segwit[セグウィット]という方法で、これはひとつのブロック(1メガバイト)に格納してある情報を圧縮するというやり方じゃ。

この方式は少額送金(マイクロペイメント)の際にも必要になり、コア開発者や取引所にとってはメリットが大きいと言われておる。

💡豆知識

Segwit(セグウィット)

 Segregated Witnesses の略

ブロックサイズ拡大

もうひとつの方法は、ビットコイン取引の承認作業であるマイニングをおこなっている人々(マイナーと呼ばれるぞ)が提案したブロックの容量(サイズ)そのものを拡大するというやり方じゃ。

ビットコインの1ブロック容量は1メガバイトじゃが、それを2メガあるいは8メガ、9メガにする提案じゃった。これはマイナーにとってメリットがあると言われており、ブロックが大きくなるとよりたくさんの取引を処理することができるようになるので、自分たちのマイニング収入が増えるという寸法じゃな(要するに、もっと儲かる)。